シエナからオルチャ渓谷

翌日から我々は少し北に向けて出発しました。

まずはシエナ。

イタリアが教皇派と皇帝派に分かれて戦っていた時の肯定派の最拠点。

今でも街角から騎士が馬に乗って現れそうな趣きのある街・・・でした。

過去形で書いたのはPaoloと大昔に行った時には静かでそういう趣があったのですが、今やどこもかしこも観光客でうめつくされて喧騒が絶えないごちゃごちゃとした街に変容してしまっていました。

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幸いホテルは駐車場を完備した中心部を少し離れたところにとったので、夜は静かに眠ることができました。

このホテルでYukoさんと合流です。

こちらにはビジネスホテルというのが少なくて普通のホテルはたいていダブルやツインの部屋になっているのでここでも二部屋をとって二人ずつ泊まることにしました。

で、これから先もそういうことがあるのでここではくじ引きでカップルを決めてその後は順に相手を変えることにしました。こうすればそれぞれが交友を深められるでしょ?

最初の夜は青花さんとまみるさん、Yukoさんと私になりました。

Yukoさんはいびきと夜中にトイレに立つことをすごく気にしておられましたが私はぐっすり寝たように思います。

昔の貴族の館をホテルにしたもので部屋が広くて天井が高い建物でした。裏庭にはキモッコウがこれでもかというほどに満開でした。

翌朝のパンの美味しかったこと!旅行の間いつもその話が出てきました。

以下の数枚の写真はシエナのドゥオーモの内部です。

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お昼前についたので午後の半日を十分シエナの観光に回すことができて翌日は少しずつ南下することにしました。

まずはモンタルチーノ、かの有名なワインの銘柄『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』の出処です。

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前方にお城の塔が見えますね?

そのお城の内部が昔はワインの展示室になっていて、一桁も二桁も違う有名な年代物のワインが並んでいたものです。試飲も自由にさせてくれたのですが・・・

今やただのワイン売り場に変容してしまっていて古いワインの姿も見えず試飲には量に応じたお金を払ってということになってしまっていました。

これも心無い観光客の置き土産です。

とにかく2種類ほどを試飲して数本お買い上げ。

そこからはこの日宿泊することになっているバーニョ・ヴィニョーニに向かいました。
ローマ時代からの温泉地バーニョ・ヴィニョーニには今も温泉プールがあって割とひなびた感じがするいいところです。

写真はローマ時代のもので今は入れません。

バーニョ・ビニョーニ
ただ温泉プールに併設した宿泊施設は何年も前からの予約でいっぱい。
そこで、その温泉の上の山に位置する民宿を取ることにしました。
民宿なんて古いかな?今はB&Bというのですよね。

ところが、カーナビの指示に従って行くととんでもない山奥に連れて行かれました。
その山奥である家の庭に入ってしまい、経緯を説明するととっても親切に道順を教えて下さいました。

その方、なんと大の日本ファンだったのです!そして彼女もいつかB&Bをやりたいのだとか、実現したらまた会いましょうとお礼を言っておいとましました。

やっ と目的のB&Bについてホット一息。でもかなり山の上だしたどり着くのに運転している私だけじゃなくてみんなが精神的にも疲れてしまったようでま だ陽は高かったもののしばしB&Bでくつろぎ、伺ってみたら軽い夕食もとれるというのでそこで夕食にしました。

自家製のワインやとれたてのカルチョーフィーの入った卵焼きやハムにチーズと我々には願ってもない夕食となりました。

でも、夕食をとってもまだ外は明るいのです。

そこで、やはり近所の町へ繰り出すことにしました。(笑)

この辺りで一番かわいいサン・クイリコ・ディ・オルチャ(イタリア語ではドルチャとなる)
文字通りオルチャ渓谷の中心地です。

では数枚。サン・クイリコ・ディ・オルチャの夜景など

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確か小高いところで美女たちの写真もとったと思うのですが行方不明。

では今日はこの辺で。

わが町Segni(セーニ)

いつだったのかは思い出せないのですが、まみるさんはすでに2回セーニにいらしているのですが、青花さんは初めてなので我が田舎町せセーニも少しご紹介しました。

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ここはサン・ピエトロ教会。
はい、ローマのサン・ピエトロ寺院とは違います。

でも、最初の教皇となられたサン・ピエトロの名がついた教会はイタリア中いたるところにあるのです。

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内部です。奥に見えるのがサン・ピエトロ。
彼は天国の門を開ける金銀2つの鍵を持っています。

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教会を回りこむと見晴らしのいいところがあってここからは近隣の200の街が見渡せると言われています。(数えたことはありませんが。(笑)

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ちなみにSegniの標高は668m、結構見晴らしはいいのです。

 

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セーニ市は紀元前10世紀からの町、ローマよりも旧いのですよ。
そのむかしひとつ目の巨人が組んだと言われる石組の城壁。ムーレ・チクローピケ。

旧市街地には中世の趣の残る地域もあり、少し街を出ると山の上には馬や羊や豚などが自然を満喫している平原があり、秋には栗祭り、夏には騎馬競争のほか何度となく花火があがり、小さな田舎町ですがそれなりのお楽しみはあるのです。^^

Romaボルゲーゼ美術館

もしかしたら前回のSbiacoと順序が違っているかもしれないのですが・・・

3人で一日ローマ見物に行きました。

一番の目的はボルゲーゼ美術館。

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私がガイドをしていた1985年の暮から1998年の5月まで、確かずっと修復工事が行われていたように思います。

作品ではなく、美術館そのものの修復工事。なんといってもここはかつての有力な貴族ボルゲーゼさんちの夏のお住まいだったところなのです。つまり1616年、もしくは1621年に完成した建物ですから。^^

その当時の当主シピオーネ・ボルゲーゼは有力な枢機卿で当時の芸術家たちに多くの作品を生み出させました。

1階は彫刻群、2階が絵画館になっています。

工事中は入館が無料だったこともあり、私はよくグループをお連れしたものでした。
あの頃は訪れる人も少なく1階しか見ることが出来ませんでしたが皆さん大満足なさいました。今は予め予約を取らないと入館できなくなってしまい自由だった頃が懐かしいです。(笑)

1階にはかのジャン・ロレンツォ・ベルニーニの珠玉の作品群「アポロとダフネ」「プロセルピナの掠奪」「ダビデ」「真実」「シピオーネ・ボルゲーゼの胸像」「雌山羊アマルティア」やあまりにも有名なカノーバの「パオリーナ・ボルゲーゼ」など彫刻に関して言えばヴァティカン美術館など足元にも及ばないといえるほどの収蔵内容です。

2階の絵画館にもカラバッジョが数点、にラファエッロやティツィアーノなどそうそうたる顔ぶれです。

先ほど名前の出てパオリーナというのはナポレオンの妹でこのボルゲーゼ家に嫁いでいたのでした。その頃いささか財政難だったボルゲーゼ家がフランスに作品を売ったとかナポレオンが権力に任せて奪いとってフランスに運んだとか言われています。でも、残っているのだけでも十分すぎるほどです。

 

まみるさんも青花さんも素晴らしい美術品にすっかり酔っておられましたが1階も2階も見終わったので美術館をあとにしてベネト通りへ。車はボルゲーゼ公園の裏側に止めたと思うのでベネト通りへは歩いて行ったと思います。地図で見るとすぐ隣なのですが、ボルゲーゼ公園はとっても広いのでかなりの歩きになりました。

初めてのイタリアオフ会の時にはろくにベネト通りを歩くこともなく過ぎてしまったので今回は少なくとも片側はほぼ端から端まで歩きました。(笑)

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「蜂の噴水」これもベルニーニの作品です。主に馬に水を飲ませるために作られたそうです。(実は犬用の小さなのが直ぐ側にあるのですよ^^)この前にはアメリカ大使館があります。

途中カフェ・ド・パリで軽い昼食をとりました。
ショウウインドウの食べ物がお二人を惹きつけたようです。^^

roma9 馬鹿高い軽食になりそうだなとは思いましたが旅行中にはたまには財布の紐も緩めないとね。

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色んな物を取り分けて上等な椅子に座って道行く人達を見たり見られたりしながら楽しい昼食でした。

車に戻ってその他のローマ見物、

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ミケランジェロが設計したカンピドーリオの丘に登る階段。上り詰めた広場の幾何学模様やローマ市庁舎や両脇の美術館などすべてミケランジェロの手に寄るものです。

車が止められないので車窓からの見学、この後右手にはマルチェロ劇場、そして左手に・・・

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何?この教会有名なの?と思われるでしょうが、なんとこの教会の入り口に「真実の口」があるのです❢

でも、ご覧のような行列で・・・行列アレルギーの我々は並ばなかったと思います。(笑)
かと思えば、教会の内部を説明したような気もするし???
(まみるさーん、青花さんどうだったっけ?)

 

ローマをあとにしてカステルガンドルフォでジェラートを食べようと車を走らせました。

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カステルガンドルフォにはご覧のような大きな湖カステルガンドルフォ湖があります。
山の上の湖ですからかつてこの辺りが火山だったことがわかりますね。

水はあくまでも青く綺麗です。夏は時々Paoloと泳ぎに来ます。^^

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ローマからも近いのでたくさんの観光客や地元の人々でいつも賑わっています。

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ここにはまた教皇の夏の別荘があるのです。夏場はここで一般謁見などが催されこの広場が信者たちでうめつくされます。

この広場に数件のジェラート屋さんがあり、我々も一番小さなのを食べました。
イタリアのジェラートにはフルーツ系のが多くてさっぱりしていて本当に美味しいです。

写真からもお分かりのように明るい日差しの差す一日でした。

Subiaco スビアーコ

RomaのとなりにTivoliというエステ家の噴水庭園で有名な街がありますが、その後ろ側に位置するのがSubiacoです。

深い森林の中に佇むこの街は巡礼者の訪れる街として有名です。

ここはキリスト教の修道制度そのものを創設した聖ベネディクトが最初に修道生活に入り、その地に最初のベネディクト派の修道院が建てられたところです。

でも、日本の皆様にはかのルクレツィア・ボルジャの生まれた町といったほうが親近感がわくでしょうね。

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サン・ベネデットはこの山の洞窟で祈りを捧げ始めたのです。

そこに信者たちや修道士達によって立派な建物が出来ていきました。subiaco (1) subiaco (3)
後ろの山の大きな岩が落ちてきそうになった時にサン・ベネデット(聖ベネディクト)がこのように手をかざすと何事も起こらなかったという言い伝えがあります。

おびただしいフレスコ画があり、中にはかのサン・フランチェスコの肖像画もあって貴重な資料の多いところです。

イタリア各地からはもとより世界中から巡礼者たちが年中たくさん訪れます。

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修道院は山の奥ですが、町に戻ってくるとやはり頂上の大きな建物が、目を惹きます。それこそがルクレツィア・ボルジャの生まれた館なのです。

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その館の敷地内の地下の一部がレストランになっていて、田舎のレストランにしては結構洒落た感じで料理もおいしく、この町にご案内したのはもちろんここで食事をするためでした。(笑)

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壁には当然。ボルジャ家の人々の肖像画。

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山の上の街なので前菜はご覧のようなハム類の盛り合わせ、メインも羊の肉の天日焼き。ただし、上の二皿は昔Paoloと行った時のもので今回の写真はありません。

でも、デザートはここの有名なものなので前回も今回も同じです。

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「ルクレツィア・ボルジャのおっぱい」と呼ばれるデザートです。^^

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食後に少し館に近づいてみると・・・

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こんな案内板がでていたので昔Paoloと来た時には荒れ果てていたけれど、もしかして修復されて中を見学できるのかと思って3人で食後の腹ごなしを兼ねて更に登っていったのでした。

門をくぐってから館までかなり急な上り坂です。

でも、やっぱり荒れ果てたままでがっかり。

このあとはまた緑深い山道を延々とドライブして帰路につきました。

ゴルフとSpa

今回いらしたお二人は幸いゴルフを嗜まれるので早速我がゴルフ場にご案内しました。

まみるさんは現役ではありませんがご主人がシングルプレーヤーで、そのご主人の指導を受けたことがあるし、青花さんはれっきとした現役のプレーヤーでいつもネット上でゴルフの話をしていたのです。

平日は人も少ないのですぐにコースに出ることにしました。
天気がいまいちでしたができるところまでやってみようとはじめました。

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写真は1ホールを振り返ってみたポジション。しょっぱなからパー5の打ち下ろしというか谷超えが待ち受けています。(笑)

青花さんとまみるさんに私の普段使っているセットを使ってもらい、私は久々に母のセットで回りました。
普段のゴルフ仲間とは明らかに違った楽しみがありました。^^

普段はカートで回られるお二人にはうちのコースのアップダウンの多いコースはきつかっただろうと思います。

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まみるさんは半分は撮影係。ここは6ホールのグリーンで見晴らしのいいところです。

今の季節はこんな風景が望めます。

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あいにくこの日は雨がふりだしたので我々は確か9ホールで切り上げて、クラブハウスでパスタだけの軽い昼食をとってFiuggiの町にあるホテルのSpaへいくことにしました。

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キャァ、嬉しいまみるさんがしっかりパスタの写真を撮ってくれています。
今回、まみるさんと青花さんのアルバムからたくさんの写真を流用させていただいています。それぞれの写真に注釈はつけていませんがお二人に改めて感謝です。

 

さて、何度もご紹介しているようにFiuggiは世界的に見てもとても貴重な鉱泉の出るところなので湯池客用にたくさんのホテルが立ち並んでいます。

中でも内部が総大理石造りの豪華なホテルPalazzo della Fonteに行くことにしました。

spa (2) そういえば当初はSpaが新しくなった別のホテルに行きたかったのですが、ロシア人の団体さんが入っていてプールの水面が見えないほどだったのでこちらにしたのでした。(笑)

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こちらは人も少なく実にのんびりとできました。

帰りにはセーニのスーパーに立ち寄ったように思います。
ゴルフとSpaで疲れもあるし翌日は少し遠出もするのでこの日はお二人にはホテルで夕食をとっていただきました。

私はすっかり忘れていましたがまみるさんのアルバムによると、この日の朝方Hanaが行方不明になっていたようできっとそのこともあって私は早々に家に引き上げたのでしょう。

もちろんHanaはちゃんと戻ってきました。^^