昨年後半は息子のことでずいぶんご心配をかけました。
彼の回復ぶりは目を見張るものがあり、事故のことを知らない人には
まったく何事もなかったかに写ることでしょう。
最終的な診断を昨年の、クリスマス時期に受けるはずでしたが
息子いわく「クリスマスだし・・・」ということで延ばし延ばしにして
ご公現祭も終わってイタリア人の生活がすっかりもとに戻った頃電話を入れてみたら・・・
もう一度保健所の予約を取って正式に診察をうけるようにとのこと。
最後に我々家族に向かっていった医師の言葉は、
「もう一ヶ月様子を見ましょう、そしてリハビリの指示を出しますからわたしの携帯に電話をください。」
ということだったのに・・・
保健所の予約をとると言ってもこの病院は予約の受付を無期で拒絶しているので有料検診しかありません。
その有料検診の予約を取るにも何日も電話にかじりついていないとできない有様なのです。
ですから、当初からもう一度予約が必要だということであれば早くから動き始めたのに
今になって変更されたのではいつ予約が取れるかわかりません。
主治医の検診には240ユーロも払うのですよ、わずか数分のことに。
息子はこの医師の態度の変化にひどく落ち込み、我が家にはまた重い空気が流れていました。
そこで私のゴルフ仲間の脳外科医であり、その名はイタリア外にも及んでいると評判の医師を尋ねることにしました。
予約もすぐに取れて今日雨の中を行ってきました。
たまたま息子は今日体調が思わしくなくて昼食も抜きで出かける直前までベッドに横たわっていましたが運転して気分が晴れたのか早めに着いたのですぐ前のMacで遅めの昼食。^^
そして・・・
検診には思っていた以上の効果がありました。
以前の病院の医師たちとは全く違い、熱心に資料を読み、詳しく説明してくれて
私が部屋から追い出されたあと、平衡感覚や反射神経などの検査があったそうで、
それらのどの検査にも見事合格。つまり息子は言ってみれば健全な体を持っているのです。
ただ・・・失われた背骨はもう二度と戻っては来ないので、そのために挿入された支柱は生涯そこにあることになるということでした。
そして・・・まったく以前のような生活をすることは無理だということもはっきり言われました。
つまり、息子がやりたがっているスポーツ、空手やボクシングやスキーや・・・
ゴルフまでも対象外ということでした。
ゴルフは息子の希望ではありませんが私がことの重大さを知るために聞いたことです。
これからも長いドライブをするときや同じ姿勢を長くとるときなどはれいのコルセットを使用した方がいいし、弱った神経を強化するために薬も処方されました。
そして軽い水泳と軽い姿勢を矯正する体操を薦められました。
息子は25日から一週間、アムスに行きますので帰ってきたらいよいよリハビリの始まりです。
更に先生は「動きは制限されるとは言うものの自分をハンデキャップを背負った人間だとは決して思うなよ。そうじゃないんだから。」と。
借り物でスタート
Topの新年の挨拶カードはPaoloが自分の会社用に作ったものを勝手に拝借。
どうも私が自分で作っていると間に合いそうにもなかったから。(汗・汗)
そして、Paoloがフォントから何から手作業でこういうものを作るのも、もしかしたらこれが最後かもしれないから皆様にも見ていただきたくて。
息子が新しいHPを手がけていて、今までの手作り感が満載のものからうんとスマートなものに様変わりしているようでそれは時代の流れに沿った当然の出来事で歓迎しているし、息子のやる気にも賞賛を送っている私です。
ただ、1980年代の末期から、つまりWindowsが出てくる前からPCと付き合い、(きっかけは私が日本製のワープロを導入したことなんだけれど)すぐにインターネットで自分のサイトを作って仕事をしてきた彼には今でも自分の作り方に自信があるし、これからだってずっとやっていきたいみたいだけれど、やっぱりそのことばかりに集中しているわけではないから進歩の早いIT会ではどうしても後手に回ってしまうのですよね。
息子の助言に耳を傾けたものの、Paolo自身の中でなかなか折り合いがつかないままこの秋は過ぎていきました。
でも、なんとなく時代の流れとお客様方からの声と息子の実際に作ったサイトの提示でなんとなくこの仕事は息子やほかの若者たちに譲りそうな雰囲気です。
そんな中クリスマス用に作ったカードに使ったフォントを一文字ずつフォトショップで工夫して何日もかけて作ったのを息子から「そういうフォントがすでに存在するんだよ。」と聞かされて 「うーん」
きっとどっと疲れがでたことでしょう。
私はそういう二人のやり取りを近からず遠からず見守っていますが2017年の年の瀬にPaoloがまた何日もかけてクリスマスカードを作ることはないんじゃないかなぁ、などと思っているところです。
さて、日本はすでにお正月。
年越しそばもとっくに食べ終えてそろそろお休みでしょうね。
そしてもう数時間もすれば美味しいおせちやお雑煮に舌鼓をうっておられることでしょう。
こちらはまだ夕方で、今夜の我が家のメニューは鳥と野菜のコンソメ、シュリンプ・カクテル、モッツァレッラ・ディ・ブファラ、スモーク・サーモン、ホタテのグリル、人参のグラッセ、ポテト・サラダ、プチ・トマト。
年が替わる頃にレンティッキエ(レンズ豆)のスープ?シチュー?でも、まだ何もテーブルには乗っかっておりません。(笑)
伊勢海老をはりこんだのに息子はローマへ友人たちとカウントダウンに、老夫婦だけでは盛り上がりません。冷凍庫に放り込んだので息子が帰ってきたら調理しましょう。
1月1日画像追加
この時期になると何故かサイトの更新がしたくなります。
プラットホームのワードプレスもどんどん進化していて私が使っているテンプレートはTwenty-eleven、最新のはTwenty-seventeenだそうで随分と遅れを取ったものです。
新しいのがいいとは限りませんがそろそろ更新時かな?と思っています。また、更新したらいろんなトラブルが表面化するかもしれませんがどうかご容赦を。
では今年も我が家のドタバタと私のゴルフライフとわんニャンや庭の様子そしてできればイタリア事情をご紹介していきますね。
どうぞよろしくお願いいたします。
モンスターバーグ
今日は息子の検診日でした。
午後1時の予約だったので検診が終わったあとに病院の近くの「モンスターバーグ」というところに寄って昼食をとりました。
相も変わらずカメラを取り出すのが遅くてすでにこんな状態。(笑)
そこでネット上からお借りした写真ですが・・・
まさしくこうなんです。
某Macはメニューの写真やCMと実物の違いがあまりにも大きいですが、ここのはメニューそのまま。ボリュームたっぷりです。
そもそもパンおのきさが違います。Macの倍は優にあり、表面積が倍ということは体積はもっとうんと大きくなるのですよね???
またポテトの美味しいこと!ポテトもMacのような細切りではなく大きく切ったものをじっくりあげてあるのでソースを何もつけなくても美味しいです。
息子は私が撮ったのより少しボリュームのあるバーガーを、Paoloは
スモーク・リブス(スペアリブ)。持ち上げただけで骨が離れるほどにじっくりと調理されています。もちろんYoskeと私が少し食べるのを手伝ってあげました?(笑)
ここの目玉商品は(これもネットからお借りした写真ですが)
エンパイアステートというこれ!
一人で平らげることができる人がいるのかな?いつか息子がチャレンジすると言っていますが。^^
でも、私はこれに参ってます。↓
そう、チーズケーキ(ブルーベリーソース)。こんなに美味しいチーズケーキにはイタリアで初めて出会いました。そもそもイタリアではあまり一般的ではありませんからね。
ナプキンの使い方も心憎いでしょ?粉砂糖で店のシンボルマーク、何段にも重なったハンバーグを表現しています。
ここのスタッフはちょくちょく本場米国に渡って知識や技術の更新を図っているそうで他のハンバーグ屋さんとは格段の差があります。
スタイルはファーストフードですが注文を受けてからじっくり焼き上げるので普通のレストラン並に待たされますがその値打ちは十分。
ということで今日もダイエットに挫折してしまった私です。
ま、家族との楽しいひと時に水を指すまいと・・・(笑)
さて、検診日ということで心配してくださっている方もおいででしょう。
前回行ったときには持参したTACが関係のない部位を撮影したもので(TAC の技師のせいではなく、そういうオーダーを出した病院の医師のせいなのですが)役に立たず、再度TACをして(2週間という時間と70ユーロなりの浪費)持参したのです。
で、結果はほぼOK!
前回は挿入した支えがうまく背骨にそっていないので再手術か?という話も出ていましたがTACの結果で今日は順調に回復しているという診断でした。
ただし、まだ12月いっぱいジュエット型硬性コルセットというのをつけていなければならないそうです。
これは姿勢を正してくれて前屈を阻止するので私がふざけてつけてみたら結構快適だったのですが、一日中つけている身になると結構辛いようです。
早くこのコルセットから開放されたかったのにまた期間が伸びてしまって息子はいささかがっかりしています。でも、再手術の必要がないということは朗報です。
背骨の状態がすっかり良くなっていつか挿入した支えが取れるとさらに良いのですが、今はまだ考えないことにしましょう。
1ヶ月後に再度検診ということでそのときにその後のリハビリの指導があるということです。前回から脳外科の医長に診察を受けていて印象としては「良」です。^^
今時のテレビ・デバイス
先日新しいテレビを買ったと報告しましたが、きょうはもうすこしくわしく。
以前のテレビを10年ほども使ったでしょうか?すでに薄型の壁掛け型だったのですが、額に当たる部分が3~4センチありました。それが今回のは1センチにも満たない細さです。だから幅が以前よりも広くなった(110cm)のに見た目も軽い感じです。
(上に乗っているのはNintendoWiiの受信装置です。)
厚さは中心部が5センチぐらいでしょうか、周囲はその半分くらいで、壁に取り付けた細い支えで支えていても以前よりさらに移動が軽くなりました。
昔の重たいブラウン管のテレビがウソのようです。
でも、一番驚いたのはリモコンです。
真ん中に大きくしかも赤で「NETFLIX」とあるではありませんか。
息子がオランダから帰ってきて我が家には少なからず異変というか進歩?がありました。
まず、息子はSkyを含めて普通のテレビ番組をまったく見ません。
帰国間もないころは私のPCをつなげて自分のスマホからNETFLIXで映画を見ていました。
そのうちGoogleのchromcastという
こんなものをネットで購入して私のPCを開放してくれました。^^
ちょっと話が前後しますが、chromcastは旧いテレビに必要だったもので、新しいテレビではこれも必要なくなりました。(特別に他のデバイスから直接テレビ画面を通してみたいときにはあったら便利ですが)
で、話はNETFLIXに戻ります。
リモコンに専用ボタンが有るということはテレビ内にすでに必要なチップが埋め込まれているということなのです!
息子が帰ってくるまで我々老夫婦はNETFLIXと言うものの存在も知りませんでした。
オランダでは2013年からNETFLIXが普及したということで、彼はすでに何年も利用していたのです。
息子は、我が家が自分が旅立つ前と少しも変わっていないことに驚いていました。
私にしてみればバイクを運転しながらスマホでラジオの音楽を聞いているPaoloが結構先端を行っているように見えていたのですが、息子にかかってはすでにリノザウロに近いようです。(笑)
我々用に息子はNETFLIXのアカウントをファミリーにしてくれたので我々もそれぞれのチャンネルを持てるようになりました。
例えば同じ番組を見るにしてもいつも一緒に見るわけではないので息子のチャンネルではある番組を3エピソード見たとして次にアクセスしたときには自動的に4エピソードからDLが始まるわけですが、私は同じ番組を8エピソードまで見ていたとしてももう一度4エピソードから見る必要が無いのです。自分のチャンネルに行けば次は9エピソードから始まります。(ちょっと説明が難しいなぁ。)
とにかく日本でも2015年からサービスが始まったようですね。おそらくイタリアでも同じ時期だったように思います。我が家のテレビはドイツ製なのですでに装置が施されていたのでしょう。
長くなりますが、今日はスマホでも少し勉強(更新?)しました。きゃはは・・
以前のスマホではUSBでスマホとPCを接続するとすぐにどんな作業をしたいか?という質問が出てきて「画像のコピー」だとか「バッテリーの充電」だとかを選べばよかったので今回も同じようにやったのですがまったく同期をとるという内容がでてきませんでした。
設定の項をじっくり眺めてみても何度読み返してみても「同期」という項目がないのです!
なんということ、これではどうやって同期をとるの?
すでにコンタクトやアカウントはGoogle経由でしっかり同期が取れているけれど写真はどうするの???
と、ここで(すでに1時間ほどはゆうに経っている)そういえばGoogleFotoでPCにも無線(この言葉自体がリノザウロかな?(笑)でPCに送られている、いや実際にはサーバーにあるのをPCで閲覧できるようになっているのだからとPCでGoogleFotoを開けてみる。
ここまではいいのですが右クリックをしても「名前をつけて画像を保存する」というのがでてこない。
仕方なくGoogleFotoの使い方を検索する。あ~あ
そしてやっと画面を大きくしてその右上の・が縦に3つ並んでいるところをクリックしてダウンロードを選択するのだと知りました。(汗)
世の中は右クリックでなんでもできていたWidows時代からGoogle=Android 時代へと確実に移行しつつあると実感した次第です。
Okay
昨日の朝、8時から12時半までかかりましたが、再度レントゲンを撮って接骨医が右手首の完治を告げました❢(嬉)
今回の接骨医はとても感じの良い方でレントゲンをモニターで我々に見せながらあれこれと説明してくれました。右手首のことで行ったのに背中の方も見せてくれて初めてとっても大きな金具が背中に2本も埋め込まれているのを見ました。
脳外科医の話では小さな指輪状のものをはめたということだったのに・・・
これでは完治しても背中が元のようには曲がりません。
スポーツにも制約を受けるでしょう。
で、その医師とも将来その金属を取り除く手術が必要かもと話していました。
とりあえず一箇所は完治。と言ってもまる1ヶ月Gipsで固められていた右腕はそう自由が効くわけではありませんが徐々に機能を取り戻すでしょう。
すでにギターをひき始めたし車の運転も試みています。
右手でフォークを使うこともできるようになりました。余談ですが息子は左手で上手にお箸を使って驚きました。
車の運転で一番大変なのは意外にもキーを回すことだそうで、そういう指先に力を入れる仕事がまだできないようです。ミネラルウオーターの栓を開けるのも今までは息子の仕事でしたが今は私がやっています。(笑)
ブスト(胸部のプロテクター)も自分でつけられるようになったしあと一息です。
病院からの帰りの車の中で、
「今回の事故は起こってはいけないことだったけれど、今となってはこうしてあなたとじっくり話す機会が与えられたことはわるくないよね。」
「僕もそう思ってたんだ。ただバカンスで家にいたとしてもきっと僕は家にじっとしていなかったと思うしこんなに話すチャンスはなかったと思う。」
以下省略。(笑)