ひさびさのフランス語

今日はPaoloの話です。

Paoloは外国語が得意で、西ヨーロッパの主な言語はすべて
英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語
そして、以上の言葉に比べるとかなり劣っている日本語を含めると7ヶ国語を話しますが、

あるいは話せるという範囲を少し広げると更に数ヶ国語を理解しますが、
やはり一番使い慣れているのは英語。
厳密にはアメリカ語。お客様の90%はアメリカ人だから。
アメリカ語ならケンタッキーの方言だってわかります。(笑)

そんな彼が一番苦手だと信じているのがフランス語。

今日は朝方フランス人、厳密にはコルシカ島の方々から電話が入り、
急遽ゴルフカートでのローマの下町観光の予約が入りました。

どうやら昨日ローマの2階建ての観光バスで市内観光をしたけれど、
ちっとも満足できなかったので、もう一度観光しなおしたいというご希望のようでした。

電話をとるといきなり「フランス語はできる?」ともちろんフランス語で聞かれたので、
「はぁ、なんとか・・・」と答え、いろんなインフォメーションを経て、
午後1時からの観光を引き受けて出かけて行きました。

「フランス語なんだけど、いってくるね。」と心細い感じで出かけたのですが、
帰宅したときには「今日はフランス語もよく出来る!という日になったよ。」と
うれしそうに話していました。

私には彼のフランス語はちっとも他の言語に引けを取らないとわかっていたのですが、
それよりもフランス人は少しへそ曲がりなので(失礼・(笑)そちらの方が気になって、
「お客様はどんなだった?」と尋ねたら、
「とっても感じのいいご年配のご夫妻っだたよ。」という返事。
やれやれよかったこと。とほっとしたのでした。

15分で雪国

昨日今日、また雪が舞っているイタリアです。
いわゆる根雪になっているところへまた降り積もって・・・
我が家のあたりはほぼ溶けていたので、今回もあまり残りませんでしたが、
今日、おとなりの菜園へ毎日やってくるエリオさんが山の上の街まで送ってくれないかといってこられたので、あいにくPaoloがいなかったので私が行って来ました。

ちょっと山を登り始めるとまるで景色が違っていてあたかもスキー場のある街に行ったみたいでした。
「見てるぶんには綺麗よねー」などと呑気に登っていったのはいいのですが、
山の上の街に入った途端に大変なことになっているのがわかりました。
一応道路の雪は除雪車が掃除しているのですが、もともと狭い道路の両脇に除雪された雪の山ができており、やはりもともと路上駐車が当たり前の所で、駐車した車の屋根はもちろん前後とも雪に阻まれて車を動かすこともできないし、歩道も歩けないので歩行者たちも道路の真中を歩き、道路幅が狭いので対向車と譲りあって通らなければならない所が多く、歩くのとかわらないような速度でしか進めませんでした。
それでも寒い中を滑らない様に用心して歩くよりはと思って、なるべく近くまでお送りしましたがエリオさんちの前まではいけませんでした。

エリオさんは町に上がって最初のロータリーでいいよと言っていたのでそれでも喜んでくださいましたが。。。
その最初のロータリーで、横道から降りてくる車が滑っておりてきたのを見たときにはちょっと不安になりました。(笑)

ただ、この街の旧市街地は停電もなく、さほど不自由はなかったということです。
でも新しい住宅地は大きな木が電線の上に倒れたとかで2日ほど電気や水が通わなかったということです。

我が家では携帯電話がなかなか通じなくてやっと今日、心配な地域に住む友人たちに電話をしたりメッセージを送ったりしましたが、Ferrentino という町に住む友人は4日間も電気も水道も使えない生活だったそうです。
Ceccanoに住む友人からは未だに返事が来ないところを見ると携帯が通じないのでしょう。それだけであることを祈っています。<12日追記:この友人は仕事でインドにいたそうです。雪が降り始めた翌日から昨日までインドにいて、「昨日の今頃はプールサイドにいたのよ」。ということでした。よかった。>

ゴルフ場のあるFiuggiという町はかなりの打撃を受けているそうで、様子を見に行きたい気持ちもあるのですが、正直いって怖い気持ちが先に立って家でおとなしくしています。

26年ぶりの大雪

聞くところによりとローマでこんなに雪が降った=積もったのは26年ぶりのことだそうです。
我町Segniでは95年辺りにも結構積もったのですが、停電騒ぎにはなりませんでした。
中部イタリアの多くの地域で未だに停電が続いています。
実は我町のすぐとなりでもそういう状況で、わずか半日で復旧した我町はとても幸運でした。

今でも携帯電話は全く通じないし、インターネットも何時間も使えないことがありますが、
他の町に比べたら文句は言えません。

今日は息子の友人が家にシャワーを浴びに来ました。
息子が入り浸っているカルピネートという町の青年です。
気の毒に、その町の電気の復旧の見込みは水曜日だということで、
まるまる一週間も電力無しで暮らすことになるわけです。
復旧もあくまでも見込みであって確かなことはわかりません。

実は我が家も、ガスがなくなっていることに気がついて先週の木曜だったかに注文しているのですが、雪のためにまだ補給に来てもらえず、いつまで使えるのかハラハラしながら暮らしています。
もしもガスがやってきたら友だちをみんな連れてきていいよと言っているのですが・・・(笑)

ただその友人、何が一番困るかというと「音楽を聞けないこと」だそうです。^^
彼の持っている様々な音楽の再生機はすべて充電式なので、まだ充電がもっているけれど、
そのうち電池が切れたら聴けなくなるだろうと寂しく思っているようでした。
そこで、普通の乾電池を入れて使えるMP3の再生機も持って帰ってもらいました。
若者らしい困りごとだと可愛く思いました。

でも、その内のお母さんはきっと洗濯物なども困っているだろうから、
うちで洗ってあげるから持ってくるように薦めました。
事程左様に、市民生活が麻痺しています。
真冬でも町の共同洗い場で洗濯をする人を見かけたことはありますが、
ずっと洗濯機に慣れているものにはあまりにもつらい作業だと思います。


今日はPaoloがSegniの山頂付近に住むご年配の女性をローマのお子さんのところへ送って行きました。
で、ローマの道路事情はすでに普通に近い状態だということです。
ただSegniの町は、雪用タイヤを履いていても普通の乗用車では街の入口までしか行けなくて、
そこからは市民救援隊の車で山頂まで迎えに行ったそうです。
あちこちに雪の山ができており、すっかり溶けるまでにはずいぶん時間がかかるだろうということです。


雨なら流れていくけれど、雪は積もるので重みに耐えかねて屋根が押し潰されて死傷者も出ています。
また、道路のあちこちでも大木が倒れているそうです。
幸い我が庭の木は皆大丈夫でした。

今日も晴れ間に少し薪を作りました。
ということで、難儀をしておられる方々には申し訳ないですが、
我が家は皆元気でさしたる不自由もなく暮らしているのでご安心ください。