野菜スープに凝ってます

凝ってるという程でもないかなぁ。
とにかく冬場は毎晩何らかのスープを食べるので、

どうかすると野菜を敬遠しがちな我が夫に少しでも野菜を摂取してもらおうと

これまでブイヨンで済ませがちだったスープを1時間ほど時間をかけて

よく煮込んだ野菜のスープにはその野菜の栄養が詰まっているというので、

息子の離乳食時代を思い出して、

冷蔵庫にある野菜を総動員して毎晩作っています。

 

例えば今夜使った野菜は・・・

セロリ、サラダ菜、人参、玉葱、ルゲッタ(ルーコラ)、じゃがいも、

キャベツ、ズッキーニ、ビエタ(小松菜)、バジリコ

以上の野菜と、

骨付きのステーキ用の豚肉があったので、

その骨の部分を切り取って一緒に炒めました。

 

すべての材料を最初にオリーブオイルでじっくり炒めて、ほんの少し塩を足して

あとはたっぷりのお水を足して、中火か弱火でグツグツと煮込みます。

じゃがいもを入れたときは煮崩れして少し濁ったスープになりますが、それもまた良し。

大晦日のスープもまさしくそのパターンです。^^

 

ただの野菜スープならハンドミキサーで野菜を砕いてしまってもいいのですが、

基本的にはミネストラという小さな米粒ぐらいのマスタの入ったミネストリーネにするので、

材料はざるで越してフライパンから手鍋に移してからミネストラを入れます。

 

先日はグリーンアスパラの切り取ったところや、カルチョフィーの脚も入れました。

要はありあわせの材料というのが基本です。^^;

こんな年越しでした

おそらく15年ぶりぐらいに日本人と一緒に年を越しました。
Yukoさん、いつも私のHPを応援してくださっている方。
イタリアに恋い焦がれて、以前は1年半毎に最近は毎年、
2011年には年に2度も来伊なさった方。

そのYukoさんが30日から我が家に来られました。
その日はローマ近郊でもキリスト教信者の中では最も有名なSubiacoへご案内しました。
ここは、かのサン・ベネデットが初めて修道士としても活動をした洞窟に
その後修道院を建設した所で、信者たちには聖なる場所として讃えられています。
この日も、たくさんの信心深い人たちが参拝に来ていました。

でも、我々は先ず皆さんよくご存知のルクレツィア・ボルジャの生まれたパラッツォの
入り口のそばにある、おいしいレストランで腹ごしらえをしました。
ここは内装も可愛いし、テーブルセッティングもローマの片田舎にしては洒落ていて、
どなたをお連れしても喜んでくださいます。
イタリアのあちこちをよくご存知のYukoさんのおめがねにもかなったようです。

アンティパストは抜きにして、すぐにプリモを注文しました。
3人3様で、Yukoさんは、四角いスパに、ソースは黒胡椒とヤギのチーズを絡めたもの。
Paoloは、カネッローニという筒状のパスタの中に細かーなミンチを詰めたもの、
私は、煮込んだお肉ソースのニョッキにしました。
3人がそれぞれほかのお皿を味見したのは言うまでもありません。(笑)

セコンドは、Yukoさんはレモン味のスカロッピーネ、
Paoloは子羊の煮込み、私はタリアータといって大きなビフテキを切身にしたのを頼んだのですが、
これが、本来のタリアータではなく、すでに切り身にしたものを焼いたもので
しかも切り方が肉の繊維に直角ではなく、とても美味しいとはいえないものでした。
すっかり食欲をなくした私はその代わりにルゲッタ(ルーコラ)のサラダを頼みました。
こちらのレストランでは客の言うことに理のあるとき、客の気に入らないときには
料理を作りなおしてくれたりするのです。
で、その時も作りなおしてくるとウエイターさんがしきりに言っていたのですが、
そこそこおなかがいっぱいだったので、サラダにして助かったのでした。

そして・・・
デザートは「ルクレツィアのおっぱい」というもので、(笑)
セミフレッド、つまりケーキをベースにアイスをあしらったもので、
ケーキのように乾いた感覚がなく、アイスのように冷たくもなく、
デザートとしてはほんとうに美味しいものです。
いろんなセミフレッドがありますが、
ここのは形がちょうど若い女性のおっぱいのようなのでこんな名になったのでしょう。
もちろん食べている場所がルクレツィアの生まれた館の下ですから。^^

食後、車で数分の修道院へ移動して、いつもの様に、
昔の人々の信心深さに驚き、建築物や、装飾の美しさに感嘆したのでした。

この修道院にはアッシジのサン・フランチェスコが存命中の肖像画が残っているのです。
つまり、一番本人に近い絵といえるかと思います。

翌日はYukoさんのおびただしい友人たちへの土産探しにスーパーへ。
大晦日ですが、夕方5時頃までは大抵のお店が開いています。
この夜はお魚を食べる習慣があり、我が家では私の大好物の海老三昧にしました。(笑)

前菜には小さなオマールと、皮なしレンズ豆のプレ、カルチョフィーとアスパラの天ぷら、


プリモはこちらでおめでたい時にいただく溶き卵のスープ。



セコンドにはやはり大きめのエビと鮭のグリル。(写真は撮り忘れました。)
付け合せはアスパラとカルチョーフィーの茎のバター炒め。

赤ワインが好きなYukoさんには申し訳ないけれど、
すべて魚メニューなので白ワインと、デザートには出来合いのシャーベット。

これらを頂いて一息ついて、町の広部へ出かけました。
そうです、広場でカウントダウンをするために。^^
今回は歌手があまり有名な人ではなかったので人出はいまいち。
ま、それでも楽しんだ者勝ち、私は知らないステップも見よう見まねで踊りました。
南米の人らしき男性が一人で陶酔していました。

そうこうするうちにカウントダウン。
数分遅れてのカウントだったけれど、まっいいか。(笑)
そのすぐ後にはけっこう大掛かりな花火が。
でも、それまでいた広場から、建物をぐるっと回ってという場所でした。
皆がそちらに移動して、頭のすぐ上に広がる大きな花火を満喫しました。
有名な花火大会などでは押し合いへし合いでしょうが、
この時はゆったりと、存分に楽しむことが出来ました。
この花火で、わざわざ車で広場まで来た甲斐があったというものです。

花火が終わったら早速帰途につきました。
そろそろ寒さが体の芯に到達しそうになっていたからです。(笑)

帰宅後はこちらの年越しの定番、レンズ豆の出番です。
レンティッキエと呼ばれるこの豆を
コテキーノと言われる大型の腸詰のようなものと似たのを食べるのが
日本で言えば年越しそばに当たります。

もちろん、この日以外にも冬場はよく食べるものなのですが、
この年を越した直後には欠かすことができません。

コインの形に似たこのマメをたくさん食べて豊かに過ごせるようにという願いが込められています。
(詳しくはイタリアの家庭料理を参考になさってください。)

こうして大晦日はふけて行きました。
翌日、元旦はYukoさんの帰宅の日なのであまり遅くまで起きていることもなく、
とってもいい子で過ごした大晦日でした。(笑)