緊張ヨーロッパ

日本は今大変なときですが、ヨーロッパも同じです。

福島の原発の冷却が上手くいくことを祈りつつ少しこちらの状況を書いてみることにします。


北アフリカのリビアという国で内紛が続いており、
独裁者ガダッフィが同国の反対者たちに戦車で攻撃をしているため、
国連が調停に乗り出し、勧告を聞き入れないので、
フランスがそそくさと爆撃を開始しました。

かつて、リビアはイタリアの植民地でした。(1911年から終戦まで)
地理的にもとっても近くて
たとえばシチリアの西の端に住んでる方には
イタリア本土よりリビアの方が近いくらいなのです。

そんな距離だから、これまでにも多くのリビアの難民がイタリアに不法入国していました。
それが今回さらに増えたのはいうまでもありません。

ただ、昔アルバニアやコソボからアドリア海を渡ってきた人が多かったときもそうでしたが、
そういう避難民を高い料金で非難させるシンジケートが存在するのです。
つまり単に個人が自国にいたくないから避難するというより、
甘言に誘惑されてしかも高い料金を払って、身の危険も省みずやってくるのです。

リビアではイタリアのテレビ放送も見られるので、
テレビのドラマで見る裕福なイメージを真に受けているのでしょう。

身の危険といいましたが、受け負った組織の人たちは、イタリアの警察に捕まるのを恐れて、
イタリアの陸地が見えてくると、岸壁までつれてこないで海にほうり出してしまったりするからです。
また、小さな漁船に数百人という人が乗り込んでいるだけでもとても危険なことです。

とにかく、リビアは独立した後にイタリア人を追い出していますが、
今でも昔のことを思ってイタリアを快く思っていない人がいて(ガダッフィだけかもしれないけれど・(笑))
イタリアが戦闘機を発射させるとそれこそ戦争状態になってしまうのでしょう。

フランスが、ちょっと勇み足ではないかと思えるほどに出撃してくれたのは
ヨーロッパ全体にしてみれば幸いなことかもしれません。

すでに米英の巡航ミサイルも発射されたとか・・・
どちらにしろ、イタリアはヨーロッパから地中海に張り出した桟橋のような地形ですから、
アメリカが乗り出してきてもイタリア国内の基地を利用されるわけで、
もしもリビアから返答の爆撃があれば真っ先に狙われるのはここイタリアです。

今夜のRAIのニュースでは日本の放射能を避けて日本からイタリアへ帰国する人たちが取材を受けていましたが、
もしもその方々のイタリアの住まいがシチリアあたりならこっちの方が危ないかも知れません。

シチリアの、さらに沖合いにランペドゥーサという小島があり、
そこが、一番近いこともあって、難民の受け入れ施設が設けられているのですが、
島民5000人に対して、すでに暫定的に受け入れている避難民が4000人にも上るということです。
もしも難民たちの暴動などが起これば島民にも危険が及ぶことでしょう。

日本のは天災、(原発に関しては人災とも言える部分があるようですが)でしたが、
こちらのはあくまでも人災。
ガダッフィの独裁者ぶりは有名でしたが、すでに42年もかの国を統治しているのだそうです。
その間にもちろん富を独占していたのは言うまでもありません。
彼の傘下にいてその恩恵にあずかってていた人たちもまた少なくないと見えて、
今夜のニュースには支援者たちの集会の模様も映っていました。

また大きな動きがあれば報告します。

違う涙

震災の様子をテレビで見ていて、
崩れてゆく町が悲しくて、被災なさった方々が気の毒で
この先どうなるのだろうかと不安で・・・
遠くにいながらも泣けてしょうがありませんでした。


今も泣いています。
でも、それはうれしいから。
未曾有の災害に見舞われてしまった日本だけれど、
日本人の素晴らしさがこんな時にこんな形で世界中に知られるなんて。

日本人自身が、きっといままで思っても見なかったような正義感に満ち、
勇気と慈愛と寛容とにあふれる行為で自分たちを見直しているようです。

各自が自分にできることを一生懸命考えて、ともに戦っています。

そんな思いの詰まったメッセージをまとめてくれた人がいます。
もちろんこの方だけではないでしょうが、暖かな氷山(笑)の一角を皆様にも御紹介します。

素晴らしいエピソードばかりですが、特に心に残った話をひとつ。

「子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、
レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱を見てお金を入れて、
お菓子を元の棚に戻して出て行来ました。
店員さんがその子の背中に向けてかけた『ありがとうございます』という声が震えていました。」


少し長いので節電中の方には申し訳ありませんが。
また、割と早く流れていくのでポーズを使ってゆっくりとごらんください。