ひっでぇ歯医者

ちょうど3年前に、行きつけのクリーニング屋さんの紹介で、
新しい歯医者さんへ行き、前歯3本と奥歯3本を差し歯にしました。

分割で支払ったほどの経費がかかりましたから、
きっといいお客だったのでしょう。
3年ぶりにに電話をしても覚えてくれていたし、
すぐにアポを取ってくれて、言葉も丁寧に対応してくれました。

クリスマス前に完治するという約束で、また奥歯を1本差し歯にしています。

今日が3度目のアポイント。
かなり削られて、仮歯も入って・・・
これなら約束の期日には間に合いそうですが・・・・

でも・・・・
途中で、仮歯をセメントでくっつけたまま
『5分ほどそのままにしていてくださいね。そのあと口をゆすいでいいですから。
僕はちょっとバールでコーヒーを飲んできます。』

げっ?!しんじられない!!!!
私を診療所にひとり残して、玄関も開けっ放しで、
次の予約の人も来たし・・・

10分足らずんでかえって来たでしょうか。
時間を有効に使うといえばいいのかもしれませんが、
何が起こるかわからないのに、麻酔をかけられ、
仮歯のセメントが口にしみる状態で、一人で診療室に残された私は
あまり快適ではありませんでした。

もうこの歯医者さんとはこれっきりにしようかな。
この歯の治療が終わったらおさらばですね。


お墓参り

日本ではお彼岸にお墓参りをしますが、
こちらでは少し遅れて11月にはいってからです。
もちろん年配の女性たちは毎日のようにお墓参りをしていますけれど。

こちらの町は規模が小さく、それぞれの町のはずれに必ず墓地があるので、
頻繁に行くことができるのです。

今の町に住み始めた頃、いやもっと前かな?
Paoloが自分の関係者たちのお墓に私を連れて行きました。
こんなことも日本ではしないでしょうねぇ。(笑)

とにかくそういうわけで、わたしは今の町に住み始めたときから
見たこともないPaoloの先祖たちのお墓を守ってきました。

Paolo自身は、あの時以来お墓に行くことはありません。
私に任せたよというつもりなのでしょう。
私は自分の身内のお墓の守をできない分、こちらでやっています。(笑)

11月の2日はすべての死者の日ということで、墓地には入りきれないほどの人が集まり、
周辺の交通整理におまわりさんが繰り出すほどです。

そういう混雑を避けて、今日行ってきました。
上の町に住んでいたときは、まだ小さかった陽介を乳母車に乗せて、
散歩がてらによく通ったものです。
陽介が小学校、中学校の頃には毎週のように一緒に行きました。

たくさんの親戚に囲まれて暮らしている学友たちに比べて
自分には親戚も従姉妹もいないと寂しがっている陽介に
曾おじいちゃんたちの存在をこんな形ででも見せておきたかったのです。

今はふもとに移り住んで、少し距離ができたこともあって、
毎週とはいきませんが、月に2度ほど行くでしょうか。

前回持っていった小菊の鉢がまだ元気でした。
今日は花屋さんで、とっても立派な黄色い菊の鉢が5エウロで売り出されていたので、
早速それを買って届けてきました。

キリスト教徒たちの中には教会へ行くのでお墓には行かないという人がいます。
それもいいでしょう。
行き着くところは同じ、要は自分の気持ちの問題でしょうから。

でも教会へ行かない私は、
やっぱりお墓をきれいにして帰ってくるとなんとなく気分がいいのです。

ところが今日は大失敗。
日本製の切れ味のいい花バサミを忘れてきてしまいました。

同じのを2丁持っているのですが、一丁は庭のどこかに隠れています。(笑)
それを買ったお店にももうありませんのでなくしたら大変!

家に帰って鉢の手入れをしようとして思い出したので、
あわててまた山の上の町の墓地まで戻りました。

するとちょうど葬儀の列にぶつかりました。
ゆっくりとお墓までその列にしたがって、墓地についてからは
即座にはさみを忘れたと思えるPaoloの祖父の墓石に突進しました。

足元を見ながら近づきましたがそれらしきものが見つかりません。
なくしたかと思ってふと祖父の写真を見上げたら、そこにちゃんとありました。

国家警察=憲兵だった祖父がちゃんと守ってくれていたようです。(笑)